免疫療法の種類
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特徴 |
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1,健康食品による免疫療法
(トランスファーファクター、アガリクス、プロポリスなど、初乳類、キノコ類、蜂蜜類、ハーブ類等) |
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・精神的サポートによる安定のための免疫治療法でもあり、中にはガンに対して直接リンパ球を刺激し、活性を増強する物も含まれる。 ・免疫系を一般的に活性化することを目的としたものが極めて多種類ある。これらのいずれかが著効を奏したとされる症例もあり、決して軽視すべきものではないが、中にはかなりいい加減なものもある。ほとんどの物が副作用がない。 |
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2,心理療法による免疫療法 (イメージ療法、サイモントン療法など)
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・病気に対して精神的に前向きに生活する、「生きがい」をもつ、あるいは「笑う」ことなど、心理的要因が免疫系の状態に対して影響を与えるということも確かにあり、これについても最近は心理免疫学という分野がスタートし、学問的にも研究さ れている。 |
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3,免疫賦活剤による免疫療法 (レンチナン、クレスチン、 ピシパニール、シゾフィラン、BCG、OK432、 移入リンパ球療法、BRP など) |
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・生体の免疫を刺激するが限度がある。特定のガンにしか適用できない。 BCGその他の菌体成分の注射、或いは他人のリンパ球の移入など、医療として行われるものもあるが、その一部は民間療法である。 |
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4,サイトカインによる免疫療法 (@インターフェロン、インターロイキン、Aトランスファーファクターなど免疫細胞間の伝達物質を利用したもの) |
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・@の物は経口投与できない。投与できる量に限度があり、多量に投与すると重篤な副作用がある。またガンに対しては予想された程には効果がないと報告されている。 ・Aの物は経口投与できる。副作用もなく安全。今のところ医療現場では未使用。
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5,抗体を用いた免疫療法 |
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・特定のガンにしか適用できない。ヒト型抗体を作りにくい。 |
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6,ワクチンによる免疫療法 (ガン細胞およびその溶解物、ガンペプチド、樹状細胞など) |
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・ガン細胞およびその 溶解物やガンペプチド(MAGEペプチド, Muc-1ペプチド等)と、抗原提示専門細胞である樹状細胞を用いるワクチン療法で、最近明らかにされた免疫細胞間での抗原提示の分子機構を利用したもの。今のところ、すべての症例で行えるわけではない。 |
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7,自律神経免疫療法 (刺絡療法) |
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・爪の生えぎわなどに、注射針、レーザー針、電子針で刺激し出血させて、自立神経の働きを調整する針治療の一種。自律神経と免疫機能を調節して、病気を治す治療法。 |
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8,免疫細胞による免疫療法 (活性化自己リンパ球療法、養子免疫療法など、リンパ球を対外で活性化し免疫能力の高くなったものを体内に戻す) |
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・自己のリンパ球を取り出し、外部で培養・活性化させて再び点滴で体内に戻し、ガン細胞を殺傷しようとする療法。副作用が少ない。現在、これについてもいろいろな変法が考案され、実施されている。
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