免疫細胞とは頼もしい戦士たち

 免疫プラザ 免疫細胞には役割分担があり、互いに連絡を取り合ってチームプレーで戦っています。
免疫細胞の主体は白血球で、マクロファージ、リンパ球、顆粒球から構成されています。

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免疫細胞は頼もしい戦士たち


        このページが、「教科教育における企業コンテンツ活用実践研究会」の活動事例として
        高3年の「生物U 細胞性免疫とリンパ球」と言う授業で、授業実践されました。


        更にこのページの一部が、下記のテキストに転載されました。
         ・執筆者    笠原 忠(共立薬科大学生化学講座教授)
           ・テキスト名  免疫のしくみ・アレルギー免疫疾患とその服薬指導
           ・受講者40名 臨床現場の薬剤師が中心 (受講料有料、テキストは非売品)



免疫細胞の戦いの流れ

免疫細胞には役割分担があり、互いに連絡を取り合ってチームプレーで戦っています。侵略者の敵を見つける者、敵襲来の情報を伝達する者、攻撃開始を命令する者、武器を作る者、攻撃する者、攻撃の始まりや終わりを告げる者、それらの者を元気づける者など、それぞれが独自の役割を持って、実に多彩な連携のもと敵をやっつけます。

私たちの身体は、常に様々な病原体と戦っています。その免疫システムはとても精密で合理的です。
病原体と戦う免疫力、 免疫細胞の主体は白血球で、マクロファージ、リンパ球、顆粒球から構成されています。その中でリンパ球細胞は、免疫機能の中心的役割を果たしています。そのリンパ球細胞を中心に、ガン細胞やウィルス感染細胞に対してどのような働きをするのか図示してみました。


免疫細胞の戦いの流れ
「参考資料:リンパ球バンク株式会社」

免疫細胞の種類と役割


白血球 単 球 マクロファージ
(貪食細胞)
(抗原提示細胞)
・マクロファージはプリミティブ(原始的)でアメーバ状の細胞。
・体内に侵入してきた異物を発見すると急行、自分の中に細菌、
 ウイルス、ホコリなど次々と取り込んで貪食処理する。
・貪食処理し切れない場合は、異物(抗原)を表面に提示、「外敵
 が来た!」と、ヘルパーT細胞に情報を伝え、助けを求める。
・ウイルスの死骸、殺傷された感染細胞やガン細胞、また、寿命
 がきた顆粒球、赤血球や白血球などを掃除する。
・T/ヘルパー細胞と共同で、TNFα(腫瘍壊死因子)、IL12(インタ
 ーロイキン12)、INFα(インターフェロンα)などの
 サイトカイン放出に関与、NK細胞などを活性化。
樹状細胞
(抗原提示細胞)
・マクロファージがヘルパーT細胞に信号を送るとき、自然免疫系と獲得免疫系を
 リンクする重要な役目を担い、高い抗原提示能(抗原をT細胞が認識できるよう
 部分的に加工、T細胞内に情報を伝達する)を発揮する。
リンパ球 T細胞 ・T細胞は主に感染した細胞を見つけて排除する。T細胞は3種類
 あり、それぞれ司令塔、殺し屋、ストッパーの役目を担う。
T/ヘルパー細胞は免疫の司令塔であり、助っ人。マクロファージから病原菌(抗原)の情報を受け取り、B細胞に抗体を作るよう指令を出し、抗体を作るのを助ける。
マクロファージと共同で、サイトカインを放出、T/キラー細胞、NK細胞を活性化させる。
T/キラー細胞は殺し屋。T/ヘルパー細胞から指令があると、感染した細胞にとりついて、その細胞を殺す。
T/サプレッサー細胞はストッパー役。過剰に攻撃したり、武器を作ったりしないように抑制したり、免疫反応を終了に導く。
B細胞
(抗体産生細胞)
(抗原提示細胞)
・T細胞の指令により、病原菌(抗原)に応じた抗体を産生し、抗
 原を攻撃する。
・B細胞はあらかじめ表面にレセプターをアンテナのように掲
 げ、抗原と結合、同時に抗原を提示する(標識になる)。
NK細胞
(NK細胞に関する新発見)
NK/ナチュラルキラー細胞は文字通り生まれついての殺し屋。殺傷力が高く、常に体内をパトロールし、ガン細胞やウイルス感染細胞を見つけると、単独で直接殺す。白血球全体の15%〜20%位の割合。
NK細胞はトランスファー因子などサイトカインによって活性化される。
顆粒球

の通常の生涯は
1〜2日
好中球
(貪食細胞)
・好中球は顆粒球の90%以上を占めている。
・強い貪食・殺菌能力を持ち、主に細菌やカビを貪食する。
好酸球 ・寄生虫感染に対する免疫に関与する。アレルギーなどの際に増
 加し、弱い貪食能力を持ちヒスタミンを不活性化する。
好塩基球 ・肥満細胞、顆粒内に種々の活性物質(ヒスタミン等)を含有し、
 炎症反応等に関与する。

免疫細胞のマクロファージが免疫のおおもと
宝島社出版「図解 安保徹の免疫学入門」より

免疫細胞の中で、白血球の基本細胞であるマクロファージが免疫のおおもと


免疫という力の源泉は何でしょうか?

皮膚、消化管、心臓、肺などの各臓器、血液、私たちの身体を構成している水分を除いたすべては、さまざまな種類の細胞から構成されています。

実はそれらの細胞はもともとは、それぞれに多様な能力を備えていたのですが、進化の過程で特化され、本来の能力の一部だけで仕事するようになりました。

ところが、多様な能力をそのまま使い多面的な働きをしている細胞が残っています。それが免疫に関る白血球です。

中でもマクロファージがそのおおもとで、アメーバのようなプリミティブ(原始的)で多機能な単細胞原始マクロファージから、マクロファージ、顆粒球、リンパ球はもちろん、血液、血管まで生まれました。



加齢と共に免疫機能は崩れる


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